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バチカンのサン・ピエトロ広場で、ペルーの信仰を象徴する聖なる像「奇跡の主(Señor de los Milagros)」が、ローマ法王レオン14世から特別な祝福を受けました。これは、ペルーのカトリック信仰にとって歴史に残る出来事となりました。
この感動的な瞬間は、10月19日(日)の正午の「アンジェラスの祈り」後に訪れました。広場をパパモービルで進む法王が、紫色の伝統衣装をまとった信者たちと聖像の前を通りかかった際、車を止め、右手を高く掲げて祝福のしるしを示したのです。その後、両手を胸の前で組み、祈りの姿勢をとった法王は、静かに行列へと戻っていきました。
まるで運命に導かれたかのように、教皇レオン14世が「奇跡の主」の御像に祝福を授けたその瞬間、 ペルーを代表する名曲 「コンドルは飛んでいく(El Cóndor Pasa)」 が響き渡りました。
この感動的な旋律を演奏したのは、パリ国立高等音楽院(Conservatoire national supérieur de musique et de danse de Paris / CNSMDP) に所属する子どもたちによるフィルハーモニー。
荘厳な広場に流れたその音色は、祝福の瞬間をより深く、心に残るものへと彩りました。
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「奇跡の主」同胞団 ©Vatican Media
今回の出来事は、「ペルー国籍を取得したローマ法王」という背景も加わり、二重の意味で歴史的といえます。歴代の法王が聖像の前で直接祝福を与えるのは極めて異例で、多くの場合、バシリカのバルコニーから行われるためです。
この記念すべき出会いの数時間前には、世界各国のペルー人コミュニティが参加する「国際大行列」がローマ市内で執り行われました。行列はコンチリアツィオーネ通りを進み、サン・ピエトロ広場へと到達。紫色の衣装を身にまとった多数の信者が、深い信仰と敬意をもって聖像を迎えました。
2025年、「奇跡の主」への信仰はこれまで以上に世界へ広がりました。10月4日に行われた「世界一斉レバンターダ」では、14カ国・50都市以上が参加。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界中のペルー人コミュニティが行列やミサ、文化イベントを開催し、信仰とアイデンティティを象徴するこの伝統を共有しました。
10月のリマを訪れれば、この信仰が街全体を包み込む様子を肌で感じることができます。歴史地区の通りは紫色の衣装を着た巡礼者で満たされ、香炉の煙が漂い、聖歌が響き渡ります。ドーニャ・ペパのトゥロンを売る露店、花々に彩られたバルコニー、祈りに満ちた人々——10月のリマは、歩くだけでなく“心で感じる”季節です。
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